おでんが腐るとどうなるか知ってる?腐らせないための保存方法はコレ!

おでんが腐るとどうなる?家事の話

ここのところグっと気温が下がってきて温かい食べ物を食べたくなる季節になってきましたね!もちろん、真夏に食べるおでんも美味しいのですが、やはり真冬に食べるおでんは格別ですよね!

たくさんの具材を出汁に入れて煮込むだけのお手軽な料理ですが、正しい保存の方法ってご存知でしょうか?

鍋に入れてそのまま置いておき、次食べる時に火を通せばまたすぐに食べられるイメージがありますが、実はそんなに簡単ではありません。

私は保存方法を知らずにおでんを腐らせてしまったことがあります。

今回はそんな、実は知らないおでんの保存方法や、おでんが腐るとどうなるのか?ということをお話ししていきたいと思います。

 

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おでんが腐るとどうなる?見た目は?匂いは?

おでんが腐るとどうなる?

腐ってしまったおでんを目の当たりにしたことはありますか?

先ほどもお伝えしましたが、私はまさにおでんを腐らせてしまったズボラ主婦です(笑)。

おでんが腐ると、見た目の変化と匂いの変化があります。

どのようになるかと言いますと、下の表のようなことになります。

見た目の変化匂いの変化
  • 火にかけると泡立つ
  • 出汁に白い膜が張る
  • 出汁がドロっとしている
  • 具材が糸を引く
  • 納豆のような匂いがする
  • 酸っぱい匂いがする
  • 明らかにおでんではない匂い

おおまかにこのような症状が発生します!

おでんが腐ると必ずすべての現象が起こるわけではありませんが、表に挙げたようなことが発生していれば食べるのは控えた方が賢明です。

もちろん、味にも変化があります。腐っていることに気が付かず食べてしまった場合、酸っぱかったり、明らかに出汁の味がしない場合は食べるのはやめておきましょう!

私がおでんを腐らせてしまったときは、出汁の表面に白い膜が張っていて、匂いは明らかに納豆系の臭いがしていました。

とても食べる気にはならなかったので味の方はわかりませんが、確実に腐ってしまっている場合はわかりやすいです。

間違って腐ってしまったおでんを食べないためにも、正しい保存方法と保存方法別の食べられる目安日数は覚えておくようにしましょう!

 

おでんが腐るのは菌が原因!

おでんが腐るとどうなる?

おでんが腐ってしまう原因は主に具材などに付いていた菌やカビなどが増殖することが原因だと言われています。

ウェルシュ菌、バチルス菌などと言ったものが代表的です。一般的に菌類は60度から100度程度の加熱で死滅させることができますが、バチルス菌はいわゆる耐熱性菌と言い、120度ほどの加熱を20分程度行わなければ死滅しません。

このバチルス菌は納豆にも含まれる菌ですので、おでんが腐ってきて納豆のような匂いがするのはこの菌の影響だと考えられます。

では、なぜそんなにも菌やカビが増殖してしまうのでしょうか?

これは僅かな時間の加熱によって、菌が住みやすい環境を鍋の中に作ってしまうことで急激に増殖してしまったと考えられます。

 

おでんの保存方法に“1日1回は加熱しましょう!”というような情報がありますが、それを実行することによって、逆効果になっているパターンもあります。

また、加熱後、粗熱を取るのに時間がかかってしまうと、菌が増殖しやすい環境が長く続いてしまうことも腐ってしまう原因と言えるでしょう。

その他、細かな事を言いますと、暖房などを使って暖めた室内で長時間放置していたり、冬場だから大丈夫だろうと、コンロの上にそのまま常温で置いておいたりすることも、菌が増殖するきっかけになってしまうことがあります。

私がおでんを腐らせてしまった時は、春前のまだ涼しい時期で、キッチンのコンロの上に大鍋のままおでんを放置していました。放置していたのはたしか、1日程度だったと思いますが、その時はすでに食べられないような状態でした。

とても残念でしたがその時はすべて処分しました。

そこで勉強したのがこれからお話しするおでんの保存方法です。

 

おでんを日持ちさせる保存方法と保存可能期間の話

おでんが腐るとどうなる?

おでんを日持ちさせると言っても様々な方法があります。各方法に分けて適切な保存方法をご紹介していきたいと思います。

常温編

基本的には常温保存はおススメしていません。私も常温保存の結果おでんを腐らせてしまいました。

常温で保存する場合は、季節にもよりますが数時間から最大でも1日程度だと考えてください。

おでんを常温で保存しておくポイントを箇条書きにしてみます。

  • 粗熱をできるだけ早く取る。
  • 蓋をして保存する。
  • 25度以下での保存が望ましい。
  • 食べる前に必ず加熱する。

必ず翌日には食べきる予定だ、とか、旦那さんが帰ってくるまでの短時間の間だけ!とかであれば常温でも問題ないかとは思います。

おでんを常温で保存しておく場合は、粗熱をできるだけ早く取るような工夫をすることと、粗熱が取れたら鍋に蓋をして保存することを忘れないでください。

粗熱をできるだけ早く取る工夫と言いましたが、鍋の中が温かい状態が長く続くほど、細菌類が繁殖しやすい環境になってしまいます。

その状況を作らないために必要なことなのですが、私はおでんの鍋の中身を一度出して、出汁と具材を別々にして粗熱を取ることが多いです。

こういしておいた方が冷めるのが早いように思います。

 

改めて言いますが、常温での保存は基本的にはおススメしません。数時間後にまた食べるという時ぐらいにしておいた方がいいでしょう。

冷蔵庫編

おでんの保存方法としては最もおススメの方法です。腐りにくいですし、味も落ちにくいです。

保存可能期間は3~4日程度と考えてもらえばいいかと思います。

冷蔵庫でおでんを保存するためにはまずはしっかりと粗熱を取りましょう!

温かいまま冷蔵庫に入れるのはご法度ですよ!粗熱の取り方は、具材と出汁を別々にしておいてもいいですし、鍋の底を氷水に浸したりしてもいいですね!

実際の保存方法ですが、めんどくさければ鍋に蓋をしてそのまま冷蔵庫に入れておいても大丈夫です。

ですが、具材が長く出汁に浸かっていると、味が染みすぎたり、具材がふにゃふにゃになってしまったりとあまり良いことはありません。

できる限り、出汁と具材は別々に保存しましょう

一番いい方法は出汁は鍋のまま、具材は、種類ごとにフリーザーパックに入れておくといいですね!

こうすることで、次に食べたい具材を欲しいだけ温めなおすことができますので便利ですし、おでんの具でアレンジ料理をする時なども使いやすいですよ!

冷凍庫編

冷凍庫で保存する場合は注意が必要です!

おでんの保存可能期間は約1か月と大幅に伸びますが、すべての具材を冷凍保存できるわけではありません。

冷凍してしまうと味や食感が大幅に悪くなるものがありますので、そのそのポイントをしっかり押さえてくださいね!

冷凍できない具材は、野菜類、卵類、こんにゃく系です。

これらは冷蔵保存にして、できるだけ早く食べきるようにしてください。

では、実際の冷凍保存の方法ですが、まずこちらも粗熱を取るところから始まります。

粗熱が取れたら、出汁と具材を分けて、具材は必ず種類ごとに分けましょう!これは冷凍できない具材があるので必ず分けるようにしてください。

種類ごとに分けた具材はフリーザーパックに入れて冷凍庫に入れましょう。

出汁に関しては私はあまり冷凍しません。出汁くらい次食べる時にまた作ればいいかーと思っていますので、その方が出汁の味も新鮮でおいしいです。

冷凍保存していたおでんを解凍する方法は、電子レンジでもOKですし、自然解凍でも大丈夫です。

私は、前日の段階で冷凍庫から冷蔵庫に移しておいて、食べる前に出汁で十分に加熱する方法で美味しく頂いています。

冷凍保存は日持ちするんですが、冷凍していることを忘れて1か月以上放置してしまったり、におい移りや冷凍焼けなどのデメリットもあるのでご注意ください!

 

まとめ

おでんが腐るとどうなるのか?おでんを日持ちさせる保存方法はどのようなものか?というお話をさせていただきました。

コンビニなどでも手軽に買えるおでんですが、やはりお家で作るおでんは家庭の味と言いましょうか、最高に美味しいですよね!

せっかく作った美味しいおでんを腐らせてしまわないように、しっかりと保存して、美味しく食べきるようにしてください。

 

腐ったおでんの見分けに関しては、見た目だけで判断することなく、必ず臭いと一緒に確認することがポイントですので忘れないようにしてください。

おでんを日持ちさせる保存方法に関しては、圧倒的に冷蔵庫保存がおススメです。

できるだけ早く食べきることを意識して、冷蔵庫保存にして美味しく食べきってくださいね!

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