「あ~もう本当に掃除って面倒くさい。」、「掃除当番で学校に残るなんて有り得ないよ。」
こんな言葉を子供たちから聞いたことはないでしょうか?!
小学校や中学校では、子供たちに掃除をさせる時間が必ずあります。
時間割に掃除と組み込まれているほどです。
でも、掃除の時間が大嫌いで、ぼーっとしていたり、友達と遊んでいたりする子供も中にはいます。
子供にとってはただの掃除時間だったり、めんどくさい時間だったりしますが、実は掃除は生きていくために必要なことを身に付けることがいくつか隠されています!
教育現場で長年子供たちに掃除も指導してきた経験を活かし、今回は学校で掃除をする意味をお伝えします。
是非掃除嫌いな子供たちに伝えてあげてくださいね。
掃除に隠された意味!学校では教えてくれない生きる力の身に付け方!
掃除をする意味の一つに、生きる力を身に付けるということがあります。自立して一人で生きていく中で、掃除ってかなり大切なものなのですよね。ママやパパも、きっと一人暮らしの経験がある人もたくさんいますよね?
一人暮らしって、実家とは違い自分が掃除をしないと、部屋がどんどん汚れてしまい、最悪な状態まで行くと部屋は悪臭を放つこともあります。
足の踏み場がない家になるかもしれません。健康にも悪影響を及ぼすことだってあるのです。
掃除をすることで、部屋を常に清潔に保ち、気分も良く生活できるようにしていかなければいけません。
学校では、トイレ掃除、窓掃除、床掃除、玄関掃除と様々な掃除の種類があります。
これは全て延長線上に家庭での掃除にも繋がっているのです。
学校で小さな頃から掃除の仕方を学習して、子供が大きくなった時に、
「掃除の仕方がわからない」
なんてことにならないようにしています。
また、掃除をすることは人の心を映し出しているとも言われています。
つまり、きれいに掃除をしている人の心はきれいであり、掃除をサボり自分の周りが常に汚れている人の心はどんより曇っていると言われているのです。
子供達が1日のほとんどを過ごす場所を日々きれいに保つことで、心をきれいに保って、勉強に集中してほしいという思惑が学校側にはあります。
子供たちが学校での掃除にしっかりと集中し、大人になったときの自立した生活に役立てるように助言していきましょう!
掃除に隠された意味!役割分担を学ぶ!!
ママやパパも小学生や中学生の頃の掃除を思い出してみると、きっと掃除の担当場所が毎週、毎月変わっていったことを思い出しませんか?
つまり、先生はそれぞれの子供たちに、異なる仕事を与えているのです。
今週はAくんは黒板掃除、Bさんは廊下掃除、Cくんはトイレ掃除、来週はAくんは廊下掃除、Bさんはトイレ掃除、Cくんは黒板掃除…など。
というように、決められた仕事を毎日子供たちは進めていくのです。
実はこれは、大人になったときの社会での生活にも直結していきます。
学校で与えられた掃除の仕事ができない子供たちは、大人になったとき会社で与えられた仕事をこなすことができないかもしれないのです。
つまり、責任感が育たないのです!
これでは大変ですよね。
学校であっても、仕事であっても、はたまた実家で生活している間も「集団生活」をしていることになります。
集団生活で必要なことは色々ありますが、その中に役割分担というものがあります。集団の中で生活する上で、役割を担わないことは仲間ではないということになります。動物ですら、生きていくために役割分担をしています。
与えられたことをするのは、仕事でも基本中の基本です。役割をこなすことができない人は集団の中から淘汰されてしまいます。
学校ではそういったことを子供に知ってほしくて、掃除を子供たちに分担しているんです。
掃除が嫌いな子供たちには、まず与えられた掃除箇所をしっかりと掃除すること。
またそれができないときは大人になったときも仕事をこなしていく力が身につかないかもしれないことを伝えてあげましょう。
結構厳しいことを言っているかもしれませんが、学校も小さな社会と言われています。
その小さな社会でできないことは、大きな大人の社会に出たときにきっとできません。
まとめ
掃除をすることの意味を理解できていない子供たちはたくさんいます。
これは学校側も掃除の大切さを子供達に直接伝えていないことも原因の一つです。
幼い頃から当たり前のように掃除という時間が学校には組み込まれているので、きっと違和感なく過ごしていたからでしょう。
でも、成長していくと子供たちは掃除を面倒くさがるようになり、しまいにはサボる子もいます。
掃除の大切さを理解できていない子供には親であるあなたから伝えていかなくてはいけません。
是非参考にして、ママやパパから掃除の意味を子供たちに伝えてあげてくださいね。掃除の大切さがわかると、お家でも子供が掃除のお手伝いをしてくれるかもしれませんよ!