eosr6はタムロン、シグマレンズで高速連写できるのか!?

カメラの話


キャノンから新発売されたEOS R6ですが、スタンダードと謳いながらも、フラッグシップモデル並みの高速連続撮影が魅力的ですよね。

僕も高速連写に憧れてEOS R6が欲しくなりました。

だけど、値段がね…スタンダードモデルの割りに高いじゃないですか?
よーし!いっちょ買ったるか!とはならず、キャノンの製品ページを眺めて楽しむ毎日だったんですよ。

製品ページを眺めていて気付いたことがあったんです。
高速連続撮影をするためにはかなり厳しい条件があるんです!!

その条件の中に「EF-Sレンズを除く、とか、RFレンズおよび一部のEFレンズ使用時」ということが書かれているんですよね。
そこで、思うわけです、「え?タムロンとかシグマとかじゃ無理なの?」って!

ネットで検索かけてみると、意外とこう言うネガティブな部分の検証ってしてる人がいないのと、純正レンズを使っている人が多いからか、全然情報が見つけられなかったんですよね。

で、結局購入致しましたので、実際に持っているレンズで使用したみた感想を書きますね。

高速連続撮影+が使用できるのか、不安を払拭できずに購入を控えている方に向けた検証記事です。

※全ての方に動作保証をするわけではありません。僕が持っているレンズなら、こういう結果だったよ!っていう、経験を記載しています。購入の際は必ずご自身で試し撮りをしてください。

 

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eosr6にタムロン、シグマレンズで高速連写できた。

結論を一番最初にお伝えしますと、普通に高速連続撮影できました。あまりにも呆気なく高速連写ができたので少しビックリです。

正直言いますと、タムロンやシグマのレンズで秒間12コマの高速連写ができなければ、僕にとっては必要のないボディになるところだったんですが、もうこれは買うしかないという方向性に決まりました。

さて、EOS R6の高速連写の話になるのですが、高速連写にも種類があります。

こちらをご覧いただければ一目瞭然です。

高速連続撮影と高速連続撮影+という機能があるんですね。あと電子シャッターによる秒間20連写ですね。

で、ここでよく見ておいてほしいのは、「アイコンの表示」というところです。どのモードになっているのかは、アイコンの表示色と点滅の有無で確認できます。

僕は高速連続撮影+というのがタムロン、シグマレンズでできるのかが知りたかったんです。

色々と条件があるんですが、条件が合わない場合は高速連続撮影+が使えないそうなんですね。この高速連続撮影+が使えて初めて秒間12連写となります。

通常の高速連続撮影では秒間8枚となります。もちろん、早いんですが、EOS Rと一緒やん!ってなりますし、他メーカーで秒間10連写とかが当たり前のように出ていますので、あえて金額の高いEOS R6を購入する必要がなくなってしまうんですよね。

さて、では実際に試してみた状況のお話しをしていきたいと思います。

今回使用したレンズ

今回使用したレンズは、実はたくさんあります。

画像を見ていただくとわかるんですが、レンズがグループ分けされていますね。

画像の左側は高速連続撮影+が可能だったグループで、右側は不可だったグループです。

左側、高速連続撮影+が可能だったグループ

  • タムロン35−150mm F/2.8-4Di VC OSD
  • タムロンSP 90mm F/2.8 Di MACRO  VC USD
  • シグマ150-600 F/5-6.3DG OS HSM Contemporary
  • キャノンRF24-105mm F/4-7.1

です。RFレンズで高速連続撮影+ができるのは当たりまえですよね。

意外と多くの社外レンズで高速連続撮影+が使用できたことに驚きました。

蛇足ですが、タムロンの35-150がマジでおすすめです。画質も綺麗ですし、中途半端な焦点距離のように思いますが、旅行とか行く時に結構便利です。ちょっと重いけど。

右側、高速連続撮影+が使用できなかったグループ

  • キャノンEF17-40mm F/4
  • タムロンSP70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
  • タムロンSP24-70mm F/2.8 Di VC USD
  • ヨンヌオ50mm F/1.8

上記4点になります。

意外だったのがSP24-70mm F/2.8で高速連続撮影+が使用できなかったことでしょうか。EF17-40に関してはキャノン公式サイトでも、使用できるレンズに含まれていなかったので期待はしていませんでしたが、やはり無理でした。

ヨンヌオに関しては予想通りでしたね(笑)。

撮影条件

さて、実際に撮影をした条件なのですが、自宅内でLEDの照明をつけた状態で撮影テストをしました。

ISO感度はシャッタースピードが十分にでる状況まで高くしています。絞りに関しては特に気にせずに検証を行っています。

バッテリーに関しては、R6純正の物は充電しておりましたので、EOS R純正のバッテリーを使用しています。満充電の状態ではなく、少し減った状態で使用しました。

結果

結果は上記の通り、可能なグループと不可のグループに分かれました。

やはりすべての社外レンズで高速連続撮影+が使用できるわけではないみたいですね。

ただ、シグマの150-600などの動き物の撮影によく使用するレンズで高速連続撮影+が使用できたことは大きなメリットですね!!

上記の高速連続撮影に関する表にも記載されているのですが、高速連続撮影+ができるかどうかはファインダーをのぞいた時に見えるドライブのマークの色でわかるようになっていますが、どちらのレンズも緑マークでした。

実際に店内を撮影した感じ、本当に秒間12枚撮れているのかわかりませんが、EOS Rの秒間8連写よりも、「カシャカシャかシャー!」っと物凄く早くシャッターが切れていましたので、おそらく大丈夫でしょう。

タムロンもシグマも同じようなコマ速でシャッターが切れていましたので、どちらも大丈夫そうでした。

続いて、電子シャッターに関しては試してみましたが、秒間20枚撮れているのかなんてわからないくらい早くシャッターが切れているようでした。

タムロンもシグマも連写できるなんて凄くない??

タムロン35-150とEF17-40を付けた状態での連写動画を撮ってみましたので、良ければ見てください。

EOS R6にタムロンレンズをつけて高速連続撮影+が使用できるか?

動画について、注目してみていただきたいのは、液晶画面左側のドライブアイコンの色の表示です。緑は秒間12コマ、白の点滅は秒間6.8コマです。

eosr6はすべての他社レンズで高速連写できるわけではない!?

さて、ここで注意していただきたいのが、今回、タムロンとシグマの一部のレンズで試したみた結果、高速連続撮影+が可能でしたが、全ての他社製レンズで高速連続撮影+ができるわけではないと言うことは覚えておいて欲しいです。

efレンズですら制限がある。

実際、キャノンのホームページを確認していただくとわかりますが、キャノン公式でも高速連続撮影+ができるのは「一部のEFレンズ」と言うことが明言されています。

その一部のEFレンズはちゃんとリストにしてくれていますので良ければキャノン公式ホームページをご覧下さい。

だから、今回僕のレンズが両方とも高速連続撮影+ができたのラッキーなんじゃないかと思います。

たぶん新しめのレンズならいける?

ここからは僕の勝手な予想ではありますが、おそらく他社のレンズでも、新しめのレンズなら比較的いけるんじゃないかな?と思っています。

発売の年式まではちゃんと調べていませんが、ヨンヌオは別として、高速連続撮影+が使用できなかったタムロンレンズ2つは比較的古い部類のレンズのレンズになります。

逆に、高速連続撮影+が使用できた35-150とか150-600とかは結構新しい部類です。

90mmマクロが使用できたことにも驚きました。

高速連続撮影+をするにはバッテリーの種類は重要です。

バッテリーはかなり重要になるようです。キャノンの公式ホームページにも少し記載されています。

僕は6D、EOS R、EOS R6を持っていますが、すべてバッテリー自体は共通です。ですが、それぞれバッテリーの型番が違います。

実際に3種類のバッテリーすべてを試してみましたが、6Dの純正バッテリーでは高速連続撮影+使用できずアイコンの表示は「白の点滅」となりました。

あと、社外のバッテリーはすべて高速連続撮影+ができませんでした。社外バッテリーを購入した時は「EOS R対応!」みたいに謳っていたので、いけるかなーと思ったんですが、ダメでしたね。

今後発売されるEOS R6対応の社外バッテリーが高速連続撮影+に対応しているのかどうかは気になるところですね。

高速連写ができる他のカメラは?

さて、高速連続撮影ができるEOS R6ですが、30万円、レンズキットは34万円ほどですね。高価ですよね。

他社メーカーにも秒間10枚(条件あり)が撮影できるカメラはありますので、そちらを中古などで手に入れた方がお得かもしれません。

一眼レフなら、

  • EOS 7D Mark2
  • EOS 1DX
  • EOS90D

などが中古なら比較的手を出しやす金額になっているのではないでしょうか?

ミラーレスなら、やはりソニーですね。

α7シリーズの1世代、2世代前の機種の中古ならお買い得なのではないでしょうか?

今回、もし、EOS R6が僕の思っているような機種でなかった場合は、僕はソニーのα9に移行しようと思っていました。

ソニーのEマウントレンズはタムロンから安価で豊富な種類のレンズが販売されていますので、とっても羨ましいです。

キャノンもRFレンズがもう少し安ければありがたいんですけどねー。

まとめ

さて、今回はEOS R6に他社製レンズを取り付けると、高速連続撮影+はできるのか?と言う内容を、僕自身が手に入れたEOS R6実際に検証してみた結果を記事にしてみました。

タムロン90マクロ、タムロン35−150、シグマ150−600では問題なく連続高速撮影+が使用できると言う結果となりました。

正直言いますと、タムロンのSPシリーズなら全て大丈夫かなーと思っていたんですが意外とダメでしたねー。

タムロンのAsphericalシリーズとかは厳しいかもしれないですね。

購入を急ぐ前に、一度量販店に自分のレンズを持って行って、試し撮りさせてもらってはどうでしょうか?

ちなみに、EFマウントレンズをRFマウントに変換するアダプターが欠品しているようで、店舗にもないみたいなので、お持ちでない方はレンズの試し撮りができない可能性もあります。

事前に店舗に確認するか、お友達から借りて行ってくださいね!



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