子育てにおいてママがイライラしてしまう理由というものは本当に千差万別です。私も子育てをしていく中でイライラしたことが本当にたくさんあります。
今回の記事では実際に私が経験したイライラした事とその対策についてお話していきますので、毎日「あぁー!」となってしまっているママはぜひ参考にしてみてください。
あなたがイライラしてしまうのはどれ?
まずは私が実際にイライラしてしまったことをお話してみたいと思います。
きっとあなたも「あー!それわかる!私も同じ!」と共感できるものがあることでしょう。
寝かしつけでイライラ
子育ての序盤で発生するイライラと言えばやはりこれだと思います。
- 夜になっても寝てくれない。
- 授乳し続けないと全然寝ない。
- パパが仕事に帰ってくる時間に合わせると寝かしつけ自体が遅くなってしまう。
など共感していただける部分があるのではないかと思います。
睡眠の問題というのは精神的に結構つらくなりますよね。私も育児に不慣れで睡眠時間をまともに確保できていなかった時は、身体よりも気持ちが滅入っていました。
そんな時に私が実践していたのが、子供の生活リズムの一定化でした。
対策:生活リズムを一定にすることが大切。
我が家で子供の寝かしつけ対策で実行していたのは、「寝かしつける前の生活リズムを一定に保つ」ということです。
実際に子供が3人いますが小学生になるまでは、必ず19時には寝かしつけるようにしていました。寝かしつける前も夕食、お風呂という順番で時間を決めて生活させるように心がけていました。
なぜそんな風にしていたかと言いますと、生活リズムを作ることで決まった時間寝なきゃいけないということを子供が理解してくれるようになることと、寝るまでのルーティーンを作ることで、子供が「もう寝る時間なんだ!」と理解してくれるようになります。
このおかげで、「決まった時間に寝ない」とか「早く寝ようねー」と子供にわざわざ言い聞かせる必要性が少なくなるんです。
ご飯を食べて、お風呂に入ったらもう寝る時間というリズムを子供の身体に覚えさせるんですね。
寝かしつけに関わる労力がとても減りました。
もちろん、労力の減り具合は人によって変わってくると思います。
もう一つメリットがあります。
19時という早い時間に寝かせることで、私自身の時間にも余裕ができるようになりました。食後の後片付けや、ちょっとした自分の時間なんかも楽しめるようになって一石二鳥だったように思います。
ただし、いいことばかりでもありませんでした。
パパと子供たちの交流時間が大幅に減ってしまうようになりました。
我が家の場合はパパは21時頃に帰ってくることが多いので、子供はすでに寝てしまっています。パパは積極的に育児をするタイプの人ではなかったので、実質いい傾向ではあったのですが、やはりパパがさみしく思うことはあったようです。
そのかわり、早く帰ってきた日や、お休みの日には目一杯遊んでもらうようにお願いをして我が家では大きな問題にならずに済みました。
育児に積極的なイクメンパパがいらっしゃるご家庭では、パパと寝かしつけの時間をしっかりと相談し合って、お互い折り合いの付く方法を探すように心がけてください。
この生活リズムを作る寝かしつけの方法についてはできるだけ早い段階から始めたほうがいいです。私がこれを始めたのは一番上の子が物心ついてからでしたので、意図を理解させることにとても苦労しました。
その時は「一番上のお姉ちゃんだから、弟たちにお寝んねの見本を見せてあげてね!」とうまくごまかして渋々?納得させてなんとかなりました。
これがもし、一人っ子だったり、もう少し我儘な子だったりするとうまくいってなかったように思います。
小さなころからそういう生活リズムをし続けることで、子供にとって習慣となるように頑張ってください。
買い物中に勝手な行動を取られてイライラ
新生児の時よりも少し大きくなって自分で歩けるようになると、新しいイライラに遭遇するようになりますよね。外に連れ出す時、特に買い物に一緒に行く時に子供は自分勝手な行動を取るようになりまってきます。
もう私はこれが本当にイライラしました。
外を歩いている時などは危険なことも多いので、親としては手を繋いでいないと不安になります。
いつ事故に遭ってしまうかもわかりませんので。
ですが子供は、そんなことは全然考えられませんので、手を繋いでいてもそれを振り払って興味のある場所に走って行ったりするんですよね。
買い物をしているときなんかは、お菓子やおもちゃなど子供が興味を持つものが本当にたくさんありますので、いつも周りを見てばかりで人にぶつかりそうになることもありますし、どうしても周囲の迷惑になってしまいがちです。
私はそれがどうしても許せなくて、叱ったりすることもあったんですが買い物中に泣かれてしまうこともあり、そのあとがもう大変…。
叱っている姿を見られて周りの人に白い目で見られることもありますし。
なにかいい方法はないかな、と悩みに悩んだ結果導き出したのが、「お約束大作戦」でした。
対策:お約束大作戦で言うことを聞いてもらう。
この作戦ですが、簡単にいいますと、
- 今日外出する理由を理解してもらう。
- 外でしてはいけないことは何か、を理解してもらう。
の2点に重点を置いて、説明と約束をしてから外出するというものです。
実際に私が行っていた具体的な例を挙げてみます。
「今日は夜ご飯で使うお野菜を買いに行きます。」
「子供ちゃんはママの買い物のお手伝いをしてね。」
「お買い物に一緒に行く時に約束してほしいがあります。」
「一つ目はママの手は絶対に離さないでね、手を離しちゃうとママがいなくなってしまうかもしれないし、ママはとっても寂しいです。」
「今日はお野菜だけ買います。お菓子は絶対に買わないから我慢してね。今日我慢できたら次のお買い物に一緒に行ったと時に買ってあげるね。」
「お約束できますか?」
というイメージで、お出かけする趣旨と約束事を説明します。
はっきり言いますと、お出かけの度にこの話をするのは非常に面倒ではあるんですが、約束をしてから出かけると、子供にも使命感があるのか、あまりグズグズ言わずについてきてくれます。
もちろん、約束したのにも関わらず、言うことを聞かない時もありますが、そんな時は大きな声を出すのではなくて、
「約束したこと忘れたの?約束を守ってくれないとママ悲しいよ。」
と伝えてあげましょう。
そうすると、意外と、ごめんなさいと言って言うことを聞いてくれます。
特に、手を離してどこかに行ってしまうようなことは少なくなったように思います。それでも、子供が手を振り払ってどこかに行こうとした場合は、絶対に手を離してはいけません。一緒について行って、子供の要求を叶えて、一緒満足するようにしましょう。
「手を振り払えば、自分の思い通りになる。」と子供が思わないように対策することが大切です。
お約束大作戦を実行することで、我が家のおてんばさん達は言うことを聞いてくれるようになってきましたが、これも小さなうちから習慣づけることが大切です。
子供は「自分のしたいように行動する。」という傾向が強いので、小さなうちから約束を守ることは大切、我慢することも大切ということを学んでもらいましょう。
片づけがをしてくれなくてイライラ
室内を自由に歩けるようになると、次は部屋を散らかすようになってきます。
おもちゃをたくさん出して片付けなかったり、そこら辺においてあるものを片っ端から手に取って、投げる、どこかに置いてくるなど、片付けたばかりの部屋がすぐに荒れてきます。
この問題は、小学生低学年くらいまでは続くと思っておいたほうがいいです。
子供が小学校に入学していれば、言葉で思いを伝えることが大切ですが、未就学児童の場合は、ママの片づけをちゃんとしてほしい気持ちを言葉で伝えても伝わらないことも多いです。
私が未就学児の子供に片づけをしてもらえるようにした方法が、片づけを子供と一緒に楽しむことです。
対策:片づけを遊びにして楽しむことが大切。
子供は片づけをしていると「楽しいことが終わってしまった。」と感じるようで、片づけを嫌がってしまう子供も多いようです。
片づけ自体も楽しいものだと子供に思ってもらえるように工夫をしましょう。
私自身は子供が片づけをすることが習慣になっていない間は、一緒に競争して片づけをしていました。
「お片付け競争だよ!よーいどん!」と言って子供をその気にさせていくんですね。もちろんママもしっかり楽しまないと子供は楽しめないので、ママも全力で楽しんでください。子供もキャッキャ言って楽しんでくれますよ!
おもちゃなどの片づけは競争で片付けていくことで、「片付けも楽しい!」と思って、習慣化していきます。その過程で絶対に忘れないでほしいのは、片づけが終わった後すぐに「今日もちゃんとお片付けできて偉かったね!」と褒めてあげることです。
片づけが楽しい上に、頑張れば褒めてもらえるなんて子供にとっては一石二鳥ですよね!
「何か行動をすれば、ママが褒めてくれる、しかも楽しい!」と思わせることが子供に片づけを実践してもらうコツだと思います。
今回の記事では「片付け」というテーマでお話しましたが、この「一緒に楽しんで何かを習慣化させる。」という方法はいろいろな場面で役に立ちます。未就学児童に関わらず、小学生の子供でも、ママと何かを一緒に楽しむことは好きなようです。
多くの場面で活用できると思いますので、ぜひ覚えておいてください。
ママも一緒に楽しんで、片付け上手な子供に成長させてあげてくださいね!
まとめ:子供の躾に大切なことは行動の習慣化
子育てをする中でイライラすることというのは思っている以上に多いと思います。イライラしてしまうのは、子供に過度な期待をしているからなのだと思います。
ママの予定通り、思い通りにいかないからこそイライラしてしまう。でもそれはママのせいでもなく、子供のせいでもありません。子供は純粋無垢なので、ママをイライラさせないように行動することを知りません。
あなたが子育てでイライラしないようにするためには、子供がそれ相応の行動ができるように一緒に行動してあげて、その行動を習慣化させることが必要です。
子供やママ自身の性格などが違いますので、書いた通りにやってすべて上手くいくというわけではないかもしれませんが、一つのヒントとして参考にしてもらえればうれしいです。