娘が生まれて10年。あっという間だったと言えばあっという間。いやはや、いろいろあったなぁとも思ったり…。
一言で言えば「女の子ってむずかしい。」
同性だからぶつかる。同性だから理解できる。複雑な想いを抱えてるママもいるのでは?
今まだ小さい娘さんに手こずってるママに「10年経てばこうなるよ~」って未来が想像できるよう少しでも参考になればと思います。
女の子を成長させるためには、子供を頼る事が大切。
一人目が女の子で赤ちゃんの頃はよく周りから「女の子だから育てやすいでしょ?」なんて言われました。
確かに比較的よく寝てくれる子だったし、お散歩しても勝手にどこかに行く事もなく、少し大きくなってからは説明すればちゃんとわかってくれるところも楽でした。
でも段々と言葉数が増えしっかり話せるようになると私の言う事にいちいち言い返して来たり、反対にむっつりとダンマリを決め込んだり・・・。一筋縄ではいかなくなりました。
それが成長という事なのでしょうが、下に男の子が生まれて余裕がなかったせいか娘の態度や反応に「もう本当に腹が立つ!」と感じる場面が多くなりました。
下の息子には笑って済ませられても娘がやる事に過剰に腹が立つ事が自分の事ながら「どうしてだろう?」と不思議でした。
同性だから?第一子で全て初めての経験だから?
娘と私は性格がとても似ていて娘が今何を気に入らないで怒っているのか、どうしてあの態度を取っているのか手に取るようにわかりました。
だったら理解してあげられるんじゃないか・・・そう思いますよね?
でも残念ながらそううまくはいきません。わかるからこそ腹が立つんですよね。
「そんな事じゃ後々自分が困るよ!」
「それはただのわがままだ」
なんて今の目の前の娘の感情に寄り添うのではなく、少し先の事を考えて躾のためにこうしてるんだ!なんて大層な事を思っていたように思います。
でも小生意気なところがある一方で女の子はとても頼りになる一面があります。
5歳も過ぎてくると段々と一人前に近いようなお風呂掃除やご飯の準備、弟のお世話にお片付けなどのお手伝いが出来るようになってきました。
今まで衝突ばかりだった娘との関係がお手伝いをしてくれる事で「ありがとう」を言える場面が増えていったのです。
これも女の子特有かもなぁと思うのは「頼まれた事に対して丁寧にしっかりとこなす」未熟で出来ない事はあっても適当にこなすという事があまりない。
その出来栄えに感心し「褒める」機会も増えていきました。やっぱり褒められてお礼を言ってもらう事は嬉しいのですよね。娘もどんどんお手伝いをしてくれる、私も頼りにするといった好循環になっていきました。
小学生高学年となった今では外出先から「洗濯物入れといて~」と連絡を入れればハンガーを外して畳み、仕舞えるものは仕舞っておく。
私が病気で寝込んでも冷凍食品などを使い、弟と二人分の食事を用意して私のおにぎりまで作ってくれたりします。パパが不在で他に頼れる大人がいない時も娘がいてくれればもう安心!とまでの存在になっています。
ぜひ小さい内からちょっとずつでもお手伝いをさせてみてください。普段衝突が多く甘えさせてあげられてないのであれば、「すごいね」「ママ、助かったよ~」「ありがとう」と言える機会をたくさん作ってください。
小さい頃は衝突しがちな女同士の関係が、成長と共に頼りになる同士のような存在にもなっていくのです。
小さな女の子でも人間関係に悩む
女の子って大人になってもそうですが、小さい頃からつるむのが好きじゃないかと思います。ある輪の中だけで生活しようとすると言うか・・・べったり仲間感が好きと言うか・・・。
時にこれに苦戦します。その輪が大きくて個で結びついた時に何組も出来るぐらいの輪であればいいのですが、3人など小さく奇数人数の場合によくあるのが仲間外れ。
双子コーデなどに象徴されるように2人で仲良し!って言う雰囲気が好きなようで3人で一緒にいるとある何かをきっかけに1人が仲間外れにされてしまうと言う現実がよくあります。
娘にもそう言った経験がありました。娘と仲良しなお友達との二人の関係が進級をきっかけに近所の女の子が1人加わりました。
娘は友達を取られたと思い仲良しちゃんを引き戻そうとし、でもその二人は家が近所でどうしても遊ぶ機会が多い。そうして段々と一人外れてしまう事が増えました。
恐らく娘の態度も悪かったのだと思います。間に入ってしまった女の子は優しいため困惑した事でしょう。
自分の子を叱り「上手に仲良く遊びなさい」と言うのは楽ですが、1年生でそうそううまく気持ちの切り替えが出来るものでもなく・・特に女の子って気持ちを引きずりやすくありませんか?
なので、「今の状態を我慢してまでその輪に入りたいか?」娘に聞きました。
そうすると「入りたくないと」私が個人的に連絡先を知っている同じクラスの女の子ママが何人かいたので、娘に提案してみました。「せっかく同じクラスになれたお友達もいるし、 ママは●●ちゃんと○○ちゃんのママなら連絡取れるから遊びませんか?って聞いてみる?」と言うと飛びつきました。
幸い新しい輪で楽しく遊ぶようになり、また離れていたお友達とも半年ほど距離を置いただけですっかりわだかまりは消えました。
要は目先しか見えていない子どもに違うところに目線を向けさせてみるという事。
目の前の問題を解決する事も大事ですが、意外と子ども達は時間が経過すればあっさり元の関係に戻れたりするものです。
そう信じて今は違う輪で新しい人間関係を築いてみるのもいいのでは?
とポンと背中を押してみるのも一つの手段ではないかなと思います。
女の子の子育てって悩むよね:まとめ
娘との関係の築き方って照れが邪魔したり、反発があったりもして簡単な事ではありません。
女の子を取り巻く社会は人間模様が複雑で娘以上にママが悩んでしまったり・・・
でもやっぱり同性だからわかってあげられる部分、心配だ、守ってあげたいと思う部分、その気持ちは大事にしていいのだと思います。
それらのいろんな気持ちがあるからこそ時にはパパよりも強く優しく
背中を押してあげられるのではないかと信じてます。これからも女の子育児頑張りますよ!!