たけのこのあく抜きを灰でやるってホントなの?あく抜きの方法や保存方法を知らない方向け!

家事の話

春が近づいてくるとたけのこが旬になりますね!買うこともあればたけのこ堀りに行くこともあるかと思いますが、たけのこのあく抜きの方法はご存知でしょうか?

たけのこあく抜きの方法にはいくつかありますが、「灰であく抜きができる。」ってきいたことありません?

「灰であく抜きなんてしてその後食べられるの?」なんて思ってしまいますが、この噂の真相をお話しします!

ついでに灰汁抜きをした筍の保存方法や保存期間なんかもお話ししていきますね!

 

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たけのこのあく抜きは灰でできるってホント?

はい、これホントの話です。

灰汁抜きというのは筍が浸っている水をアルカリ性にすることでタケノコ本体に含まれているえぐみ成分を中和することです。

灰はアルカリ性ですので、あく抜きができるということですね!

だけど、注意しなければいけないことがあります。

分量や方法を間違ってしまうとタケノコが黄色く変色してしまうなどのデメリットがあります。

実際にご家庭で灰を使ってあく抜きをする方もいらっしゃるので、実用的ではあるようですが、都会の家庭では灰が手に入りにくいことと、先ほど話したデメリットの面からタケノコを扱うのが初めての方にはあまりおススメできません。

灰を使ったあく抜きの方法と一緒に、違うものを使ったポピュラーなあく抜きの方法をご紹介していきますね!

 

簡単!灰を使ったたけのこあくの抜き方

ではまずは灰を使った灰汁抜きの方法をご紹介しますね!

下ごしらえ編

  • 根っこの固くなっている部分を切り取りましょう。
  • 穂先5センチ程度斜めにを切り落としましょう。
  • 1~2センチ程度深さで縦に切り目を入れましょう。

下ごしらえはコレだけです。土が付いている場合などは綺麗に洗い流してくださいね!

タケノコは先端と外側にあくが多いので、下処理はキッチリと行いましょう。これをやらないと美味しくタケノコが食べられないかも!?

縦に切り目を入れるのは筍全体に火が通りやすくいなるということと、茹で終わった後に皮むきが取っても楽になるからです。

忘れずにやりましょうね!

 

灰を使った灰汁抜き実践編

では実践編ということで、実際のあく抜き方法についてお話ししていきます。

まず、用意するものは、

  • タケノコ本体(下処理済み)
  • 灰(お玉1杯分くらい)
  • タケノコがどっぷりつかる量の水

たったこれだけです。お家に囲炉裏があったりして灰がすぐに手に入る方は準備が楽ですね!

では実際の方法ですが、用意したものをすべて鍋に入れて火にかけて茹でるだけです。

茹でる時間はタケノコの大きさによって違いますが、目安としましてはお箸が根元に刺さるくらいに柔らかくなるくらいまで、です。

茹で上がったら火を止めて、冷めるまで鍋のまま置いておきましょう。そうすることでよりあくが出やすくなります。

すぐに冷水で洗ってしまうとあくが抜けきらないので注意してくださいね!

冷めたら流水で洗い流しましょう。

これで完成です!

 

方法自体はとても簡単なのですが、綺麗に白く茹で上がらない事があります。

私は結構昔に一度試したことがありますが、

 

灰を使わないたけのこのあく抜きの方法

灰を使ったタケノコではタケノコが黄色く変色してしまうというデメリットがあることはお話ししましたね!

ではそんな失敗のリスクが少ないタケノコの灰汁抜き方法をお話ししますね!

灰の代わりに使用する物は下記のうちどれかです。

タケノコを浸した水をアルカリ性にすることで中和することで灰汁抜きができるとお話ししました。下記に列挙した物はすべてアルカリ性の物です。

  • 米ぬかを使用する。
  • 米のとぎ汁を使用する。
  • 小麦粉を使用する。
  • 大根おろしを使用する。
  • 重曹を使用するなどがある。

用意しやすい物は、「米のとぎ汁、小麦粉、重曹(食用)」などでしょうか?どれを使っても大丈夫なんですが、筍の灰汁抜きを行う際に最も基本とされているものは、「米ぬか」なんです。

この米ぬかを使った灰汁抜きの方法をお話しします。

 

筍の灰汁抜きには米ぬかが基本です!

基本的な方法は灰を使ってあく抜きをする時と同じです。

しっかりと下処理をして、水の中にたけのこを入れて、米ぬかを入れて加熱します。

下ごしらえ編でお話ししていませんでしたが。手に入れた筍はできるだけ早く茹でるようにしましょう!

では、茹でる前の準備までできましたら、米ぬかの分量ですが、タケノコ2本に対して、2掴み程度の米ぬかを鍋に投入してください。

投入した米ぬかが一か所に固まらないように少し撹拌させてくださいね!

弱火にかけて、煮立たせないようにしっかり茹でましょう!米ぬかを入れていると吹きこぼれがしやすいので気を付けてくださいね!

吹きこぼれがしにくいようにする方法は、落し蓋をして、水がなくならないように都度補充するようにしてください。

 

煮込む時間の目安ですが、根元の一番太い部分にお箸が刺さるくらいまでです。

タケノコの大きさや火力によって違うので、時間では管理できません。タケノコの様子をよく観察するようにしてください。

私がタケノコを煮込んだ時は50分程度弱火で煮込みました。ガスコンロが15分に一回くらいで勝手に火を止めてしまうので、結構めんどくさかったです(笑)。

ちなみに、米ぬかはスーパーや、お米屋さん、町中にある精米機などで手に入れることができますので、是非チャレンジしてみてくださいね!

それともう一つ、米ぬかと一緒に赤トウガラシを入れるといいですよ!赤唐辛子は筍のエグみを緩和してくれる効果があるようです!

 

重曹を使えば短時間でタケノコの灰汁抜きができるって知ってた?

これに関しては実際に私は試したことがなく、調べて初めて知った事なんですが、筍の灰汁抜きに重曹を使用すると、あく抜きにかかる時間を短縮することができるらしいのです!

方法をご説明しますね!

まずは筍を2等分か3等分にしてください。たけのこ全体が浸かる量の水を用意して、水1リットルに対して、小さじ1杯分の食用重曹を投入してください。

あとは、弱火~中火で拭きこぼさない程度の火力で加熱するだけです。時間は30~40分程度で出来上がるそうですよ!

注意しなくてはいけないのが、重曹の分量間違いです。重曹を多めに入れてしまうと、重曹本来の匂いがタケノコに移ってしまいます。あまりおいしくないらしいので、気を付けてくださいね!

あく抜きしたたけのこの保存方法と保存期間

まずはあく抜きした筍の正しい保管方法についてお話します。

筍を保存する時には蓋が付いている深めの容器に、筍全体がしっかりと浸る量の水を入れてください。

容器に蓋をして冷蔵庫に入れておきましょう。たったこれだけで1週間程度の保存ができるようになります。

保存する際の注意点ですが、容器の中に入れた水は1日に1回は入れ替えるようにしてください。保存水が傷んでしまうとタケノコも一緒に傷んでしまいますよ!

 

まとめ

筍の灰汁抜きに灰が使えるってホント?っていう話から、灰汁抜きの方法に関してお話しさせていただきました。

灰であく抜きをすること自体は、昔から行われてきましたので、問題なくできることなのですが、筍が黄色く変色する可能性があるため、実際のところはあまりおススメしていません。

灰自体を手に入れるのも難しいですし(笑)。

手軽に灰汁抜きができる方法としては、米ぬかや重曹ですので、そちらを試してもらった方が美味しくタケノコを食べてもらえると思いますよ!

 

 

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